涙がぼろぼろ出て来て零れた。
泣きじゃくって本来、姫の瞳は紫なのにほんのり赤になっていた。
流石に、そんなにぼろぼろ泣かれたら驚く。
傍からは、自分達が虐めているみたいに見える。
「本当に、黙っててすみません」
姫は教室を飛び出した。
教室を出た時に、彗がやって来て姫は彗にぶつかって教室を出た。
「姫!?如何したのさ。姫」
彗は喉が切れるような声で叫んだ。
でも、姫の耳には届かなかった。
「ちょっと!どういう事!何で、姫は出てったのさ」
彗は叫んだ。
でも、皆はそれに答えない。
「答えろよ!テメーらだって心配じゃなーのかよ」
彗は緑の胸ぐらをつかんで言った。
「…」
緑は何を言わず下を向いていた。
「何か言えよ!お前だって、姫の事が好きなんじゃなかったのかよ」
そう言って、彗は緑の頬を思いっきり殴った。


