そう言葉を発した時、教室は静かになった。




「な…何を言ってるんですか!そんなワケないじゃないですか!」


姫は焦った。


「でもさ、学園祭の時に見たんだよ…PDが着替えて車から出てきた時に桜になって。あと、PDのマネージャーと話してる事を聞いたんだよ」


緑は言い放った。


それを聞いて、姫は止まった。


「今…何て言いました」

「だから、見たんだよ!PDが桜になったのを」


緑は叫んだ。


「…」


姫は黙り込んでしまった。


「黙ったって事は、やっぱりそうって事だろ」


クラスの奴が言いました。


「…」


それでも、姫は黙ったまま。


「何か言えよ!桜!じゃあ、やっぱりそうなのかよ!」


緑は姫の肩をつかんで言った。


「…そうです…自分は、PD…Princess Decoyです」


姫はハッキリと言った。


教室が静かになった。