その会話を聞いていた4人は…
「本当に、桜がPDだったんだ」
緑は呟いた。
「じゃあ、今まで僕等がPDの事で騒いだりしてたのを黙って聞いてたって事だよね」
「何か、嫌な感じだね」
「ずっと、黙って僕等の傍にいたって事でしょ」
不穏な空気が包み込んだ。
嬉しいような、悲しいような気持ちが交差する。
今まで、正体を隠していた事を怒るべきなのか。
PDが身近にいた事を喜ぶべきなのか。
でも、仲間に大切な事を秘密にされてた事で4人は不愉快な気持ちになってしまった。
この後、仲間達は姫を如何するのか。
隠していた事で、仲間との絆にヒビが入るかも知れない。
学園祭の後に、皆はどうなってしまうのでしょう。