姫に服をつかまれていたからでした。
「あの…つかまっていてもいいですか?」
姫は上目使いで言った。
「あぁ、いいぞ///」
さっきから、照れてばっかりの緑。
姫は、緑の洋服の裾を掴んだ。
そして、2人は歩き出した。
その姿はまるで、恋人同士のよう。
お化け屋敷は、本当にリアルな物ばかり。
人の生首の人形も目まで正確で、怖いを超えて芸術です。
血もあちこちに飛び散っていて、恐ろしい。
姫はそれを、見ないように目を閉じて歩いた。
緑はそんな姫を見て、思わず可愛いと思ってしまった。
また、好きな子の意外な一面を見れて他の奴等より上の位置に立った気がした。
(ヤバッ・・・マジで幸せかも)
緑はそう思っていた。
(お化けは新川が倒してくれるから大丈夫…大丈夫…)
姫は自分に暗示をかけていた。


