「タミフル!」


鳳明は言いました。


「自由すぎる天使じゃ駄目だろ」


緑は言いました。


「…」


姫は黙って聞いていた。


「桜は何か、良い名前はないのか?こいつ等、皆してボケすぎてる」


緑は姫に訊きました。

「″addiction″は如何ですか?」

「「「「″addiction″」」」」


4人は首を傾げた。


「″中毒″って意味なんですよ!歌を聴いた人が、自分達に夢中にしてしまうみたいな」

「…いいんじゃねーか!それ」


緑は指を鳴らした。


「いいね!addiction」

「一種の、麻薬みたいな物だね」

「それはそれで、面白いじゃん」


3人は言った。


「じゃ、決定でいいな」


頷く3人。


「今から、正式にバンド名は″addiction″に決定した」

「自分の意見でいいんですか?」


姫は訊きました。


「面白くていいんじゃねーの?」


緑は言いました。




バンド名は、″addiction″に決定。