「『オリジナル曲を作ろうと、悩んでいますね?ご安心を、私がすぐお作りします。どの様な、イメージの曲にしたいのかとのご要望も受け付けます。自分の過去や、思い出などを正確に教えていただければよい作品が出来ます。依頼したい場合は、此処に連絡して下さい。』ですって」


姫は書かれていた文を正確に読み上げた。


「作ってくれる人の名前は…何だこの文字」


緑は言いました。


書かれていた文字は、「δ」


「あっ!この人…PDの曲を作っている人だ。名前しか出てなくて姿を見た人は誰もいないって言う、謎多き人…名前は…何だっけ?」


鳳明は言いました。


「デルタ」


姫は静かに言いました。


「そうそう、デルタだ」

「でも、何でそんな凄い人のチラシが…此処に飛んできたんだ?」


日向は言いました。


「別にいいんじゃない…オリジナルを作ってもらえるんだから」


小鳥はいつも本を読んでいます。


それでも、本に集中しながら話を聞いているのは凄い。


「依頼しますか?」

「そうだな」


δと言う、謎多き人に曲作りを依頼する事にした一同でした。