「衣装は如何する」
「皆さんは、裁縫は出来ますか?」
姫がそう言うと、皆は黙った。
「出来ないんですね…じゃあ、借りますか?衣装」
「借りれる場所があるのか?」
「自分の知り合いにそう言うのを、借りる事が出来る場所があるんですよ」
「じゃあ、衣装は任せた」
緑は言いました。
「任されました」
「衣装は、平気だから。あとは、教室を如何飾り付けるか」
小鳥は言いました。
「布とかがふわっとしてればいいと思いますよ」
「あとは、机と椅子ぐらいか?」
「何とかなりそうだね」
鳳明は言いました。
「学園祭までに間に合うか?」
「間に合わせるんですよ」
姫は言いました。
「そういや、バンドの練習しなきゃな」
緑は言いました。
「だね」
「バンド?」
「あぁ、俺と鳳明と日向と小鳥で組んでステージに出るんだ」
「ステージって何ですか?」
姫は訊きました。