「…僕?」

「そう、貴方を誘いに来たんです。心に傷があるようですからね…」

「僕が…入っても平気なの…」


小鳥は訊きました。


「勿論ですよ、少年」


「じゃあ…入ろうかな」

「これでまた生徒が増えましたね」

「思ってたんですけど、学園長は生徒をこうやって毎回誘ってるんですか?」


緑は言いました。


「心に傷を持った子しか誘いませんよ。他の生徒は何故か皆、不良ってだけですから」

「でも、不良しかいない学園をまとめられるの?女性が」


鳳明は訊きました。


「フフフ、私を誰だと思ってるんですか?(黒笑」


黒い笑みを浮かべながら言った。


「「「…」」」


3人は黙った。


「さて、私はこれで失礼します。それでは、春に会いましょう」


そう言って、学園長はその場を去った。


「凄い人…」


「確かに、あれなら学園をまとめられるはずだ」


「だね」


3人は言いました。