「…何で、貴方はそんな事を知っているんですか!!あの子は、私達の息子何ですよ。いきなりやって来た貴方に、あの子の何が解るんですか!!」


母は叫んだ。


「そうや!玖流は、ワテの息子でワテと同じで関西弁を喋ってるんや!」


父も叫んだ。


それを聞いてクスッと笑う。

「それが、ちゃんとあの子を見ていないって事なんですよ。あの子は、悩んでいます。自分が如何して風になってしまったのかと言う事を…それを、親の貴方達は気付いているんですか?」


親は何も言わずに黙り込んでしまった。


2人の反応を見て、再び話し出す。

「親なら、子供の事は何でも知っているんじゃないですか。あの子が、関西弁を喋っている理由は父親である貴方のせいなんですよ。本当は、あんな明るくて面白い性格じゃないのに無理をしているんです」


その人は、ハッキリを言い放った。


「何で…僕の事をそんなに解ってるの」


玖流は言いました。


「玖流。いつから聞いてたの」

「それより、本当なんか?関西弁でもなくて面白うないって…」

「…本当だよ 僕は本当は関西弁なんて喋んない」


玖流は言いました。