「むーちゃんは、きーちゃんのストッパーだからね」

「凪斗。コイツがまたあんな事したら殴って気絶させてもいいから」

「りょーかい」


凪斗は可愛く右手で敬礼した。


本当に小学生みたい。


「了解すんなよ。凪斗」

「ちゃっちゃと歩く」


霧々は煌紅の足を蹴った。


「イテッ!足蹴るな!俺は、モデルなんだぞ」

「だから?」


冷たく言い放った。


そんな風に言われてしまっては、言い返しようがない。




「凄い2人ですね」


姫は2人が去った後に呟く。


「女なら誰でもOKと毒舌で冷静沈着だからな」

「ひーちゃん!きーちゃんには気をつけてね」


凪斗は笑顔で言った。


「?。はい」


如何して気をつけなければいけないか解らない姫でした。


けど、一応は返事を返した。


(流石、天然鈍感少女)


緑はそう思っていた。