「可愛いですよね。色恋 彗って言うんですよ」

「一応、歌手やってるんだ」


彗はニコッと笑顔で言った。


「新人歌手か…でも、こっちだってバンド組んでるから」


藍瑠は自信ありげに言った。


「″COLOR″ってバンドですよ」

「僕の会社からCDを出しているんです」


灰はニッコリ笑顔で言った。


「人気があるバンドだよね」


そこに、鳳明が出て来て言いました。


「いろいろ知っていますね、秋津は」




「何ですか、この騒ぎは」


そこに、学園長が現れた。


「学園長」

「この人が、青葉の学園長…あの、コレを」


藍瑠は手紙を渡した。


「何ですか?」

「有栖川の学園長から預かった物です」

「あぁ、水野からですか」

「水野?」

「有栖川の学園長。水野茉李子ですよ」


学園長は静かに答えた。