先生に自己紹介は?と言われてもその男の子は無言だった。 「恥ずかしいのかな?じゃあ、先生が名前を言うね!彼は…」 言おうとした時に、彼の口が開いた。 「センコーが煩いんだよ!勝手に、俺の自己紹介しようとしてんじゃねー!」 その言葉で、教室が静まり返った。 「そっ…そう、じゃあ自己紹介を宜しく」 先生は顔を引きつらせて言った。 「…新川 緑」 コレが、僕と緑と出会い。