「離せよ、暑苦しい」 彗は見下したように言った。 「「何だと!」」 殴りかかる。 「兄貴!」 青空の声は届いていなかった。 「止まりなさい」 姫は言い放った。 その言葉に、夕空と夜空は止まった。 「年下に手を出すなんて、恥ずかしくないのですか?」 姫は夕空と夜空の目を見て喋った。