「僕は男。今は普通の格好なんだから判るだろ」
「彗は、新人歌手の色恋 彗ですよ」
姫は言いました。
「色恋 彗って女じゃなかったのか!?」
「でも、男の姿でも女に見えないか?」
夕空と夜空は言いました。
「兄貴は黙ってて」
「「はい…」」
シュンッとする夕空と夜空。
「なぁ、こいつ等って″sky″だよな」
彗は言いました。
「そうらしいですよ」
「何この、強度のブラコン…ウザッ」
彗は最後の一言は小さい声で言った。
姫に聞こえないような声で。
如何やら夕空と夜空には聞こえてたようで、効果音にガーンというのが聞こえた。
「この餓鬼!今、ウザイって言っただろ!」
「年上に失礼だろ!」
夕空と夜空は彗の胸ぐらを掴んだ。


