「コレで、柿崎も仲間ですね」

「あれ?お前、昨日の戦ってなかった奴」

「自分は、桜 姫って言います」

「姫か…可愛い顔してんな」


芹は姫の顎をくいっとあげた。


それを見て、皆が目を見開いた。


「可愛い顔?」


不思議そうに姫は言った。


「この学園には、男しかいないって聞いていたけど…女もいたんだ」

「勘がいいですね。すぐに、自分が女だと判ったんですね」

「身体つきが違うだろ、男と女って」


芹は言いました。


判らない人々が大勢いましたけど。


このクラスの者は全員気付きませんでしたよ。


「これから、宜しくお願いしますね」


姫はニコッと笑顔で言った。


「…ッ///」


その笑顔を見て、顔を赤くする芹。


それを見て、皆は″惚れたな″と思った。