「…解った!僕、心の闇を打ち砕き笑うよ」


日向は笑った。


「深栄…笑ってますよ」

「えっ!?僕、笑ってる?」

「はい!」

「ありがとう!桜のおかげだ」


日向はそう言い、姫を抱き寄せた。


「良かったですね」


抱き寄せられても、姫は動じない。


流石、天然鈍感少女。






姫はコレで、1人の生徒の心の傷を消す事が出来ました。

全員の心の傷を消すのは、果たして何時になるのか…