「じゃあ…何さ」

「深栄の心に、罪悪感と言う闇が存在しているから笑えないんですよ。自分のせいで太陽は死んだって言う罪悪感が…」

「だって、僕のせいで…」

「深栄のせいじゃありませんよ。全て、自分のせいにしてはいけません。太陽は、自らの意思で深栄を助けたんです!助かった人がそんなんじゃ、天国の太陽は悲しみますよ。それでも、いいんですか?」


姫は熱意を込めて言いました。


その言葉が日向の心に伝わった。


「…天国の太陽が悲しむ…」


顔を見上げた。


「笑っていればいいんです。そうすれば、太陽も喜びますよ」


笑顔で姫は言った。


その笑顔は、本当に太陽そっくりで日向は驚いた。


まるで太陽そのもの。


心が和らいでいく。