「…彗、離れたら如何」 小鳥が言った。 「何さ。眼鏡を取ったら誰か判んない様な地味キャラのくせに」 彗はそう言うと、眼鏡を奪った。 「あぁぁぁぁあああああ!」 鳳明は叫んだ。 指を指しながら。 「如何したの」 「小鳥の眼鏡を取っちゃ駄目なんだよ。内気で争い事を好まない性格から強気で喧嘩大好きな性格に変わるんだよ」 「…どんな性格ですか」 姫は呟いた。 すると、小鳥の様子がおかしくなった。