皆が、止まった。


無言で指差す一同。     


「いつから、気付いてたのさ…僕が男って」

「最初からですよ」

「今まで、僕の変装を見破った奴いなかったのにな」


彗は残念そうな顔をした。


そして、ほっぺを膨らませた。


「そうだったんですか?」

「それとさ、色恋って止めてくれない。苗字で呼ばれるの嫌なんだよね」

「じゃあ、自分の事も名前で呼んで下さい。彗」


姫は笑顔で言いました。


その笑顔を見て、彗は顔を赤くした。


「あぁ、解った///姫」


彗は顔を赤くした。