「楽しみにしていて。彗も歌うから」

「…へぇ」


緑は適当に返事を返す。


それには、彗もイラッときた。


「何よ!その言い方!」

「あっ!見て!PDだよ」


鳳明は指差した。


指差した方向には、確かにあの人気歌手がいた。


凛とした姿。


誰もが、目を奪われる。


4人も生のPDを見て、止まってしまった。






「…PDだ」




緑は呟いた。