今日は、気楽。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい、結弥」
真結先輩と、塾の日程がかぶってない日だから。
昨日は、結局、夕飯をごちそうになった。
お兄さんが、作ってくれて。
正直、お兄さんに優しくされるのは怖かった。
先輩に、また何かされるんじゃないかって。
でも……先輩はあのあと、ずっと何かを考えてるような、落ち込んでるような、
とにかく、上の空な感じで、部屋で2人きりでも、何もされなかった。
正直ホッとしたけど
大好きな人がそんな状態だと、心配になる。
でも、聞いちゃいけないような気がして、ずっとそばにいるだけだった。
「結弥君」
「……波月(なつき)さん……」
塾に行ったら、呼び止められた。
ひとつ年上の、波月ゆうさんに。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい、結弥」
真結先輩と、塾の日程がかぶってない日だから。
昨日は、結局、夕飯をごちそうになった。
お兄さんが、作ってくれて。
正直、お兄さんに優しくされるのは怖かった。
先輩に、また何かされるんじゃないかって。
でも……先輩はあのあと、ずっと何かを考えてるような、落ち込んでるような、
とにかく、上の空な感じで、部屋で2人きりでも、何もされなかった。
正直ホッとしたけど
大好きな人がそんな状態だと、心配になる。
でも、聞いちゃいけないような気がして、ずっとそばにいるだけだった。
「結弥君」
「……波月(なつき)さん……」
塾に行ったら、呼び止められた。
ひとつ年上の、波月ゆうさんに。