重い足取りで部屋へと向かった。





今、思ったけど





あたしの部屋ってアイツの部屋の隣なんだ。





なんかイヤだな。





ガチャ。





あたしはドアを開けた。





アイツはガサガサクローゼットの中で本を探してた。





話しかけられませんように・・・と何度も思いながら





ダンボールの中から着替えを取り出す。





「お前、入ってくるときくらいノックしろよ。」