「こっちに置いてるもん取りに来た。」





「あぁそうなの。


ご飯は?


作ってるんだけど・・・」





全然、食べる予定なんて無かったが





どうも母さんのウルウル目で見られると断れない。





しかも、なんか今日張り切ってるみたいだし?





「じゃ、俺ちょっと取ってくるわ。」





確か、あの本は俺の部屋のとなりの部屋(倉庫)に置いてあるはず。





ガチャ





俺はドアを開けた。