お姫様と靴磨きの男





「おい嬢ちゃん。」

ん?

町で何やらいかがわしい
男供に声をかけられた。

「…何だ?」

「一人か?」

「そうだ。」

と答えると男はニヤリと
笑みを浮かべた。

「こいつはいい。
お前ら誘拐しろ!!」

一体何なのだ!?

私は男供に腕を掴まれた。

「何をするのだ!!
はなせ!!」


護身術は習っていたが
男二人には通用しない。