お姫様と靴磨きの男



「サリナ姫が部屋から
駆け出しました!!」

「みんな探すのじゃ!」


城から声が響いている
が私は無視した。


あんな奴らに
付き合ってられぬ。


私は町へと駆け出した。



普段は町へ行くとき必ず
誰かが付いている。

しかし、あいつらと
一緒にいるとたいして
出歩けないからな。

それにここ最近は
勉強のため缶詰めだった。


ちょっとぐらい散歩に
出ても罰は当たらないだろう。