『え………』 ゆっくり 目を開けた。 『ども。』 『…………』 涙…………? 『僕が分かります?』 『涙。』 『ん〜…… に近い存在。』 私の目の前に居るのは 涙 だけど、涙じゃない。 涙に似た、双子の『俊輔』さん。 『久しぶり。 涙の双子の兄貴、俊輔だけど。 覚えてた?』 私は 涙の面影のある俊輔さんを見て 子供のように泣きじゃくった。