「……早くから遊びすぎていざ彼女ができても淡白な付き合いしかできなくて……つまんないって言われてふられてた」
――へ?
「淡白って何?」
「あっさりした付き合い。キスもしなかった子もいたし」
え、え―――――?!
「嘘だぁ!私には超してたじゃん!」
そりゃあキス以上は2ヶ月くらいしてからだったけどかなり我慢してくれてたし。
毎回会うたびに求められてたわけじゃないけどキスをしない、体に触れてこない日は一回だってなかったよ。
「サクラは……触れたくなる。だから付き合ってすぐに思った」
「何……?」
「結婚。俺が結婚するのはサクラだなって」
和人の言葉に涙が零れる。そんな……前から意識してくれてたの……?
「今までの恋愛を否定するわけじゃないけど……出会ってきた女の子たちの中でサクラが一番大切で大好きだよ」
うっ……
「うわーん!ごめんなさい!和人のアイス半分食べちゃった」
「いいよ。サクラにあげる」
もう……少しでも和人のことを浮気するような人だって疑ってしまった自分が恥ずかしい。


