『更新楽しみにしてるね!未来の先生頑張ってね♪』



そう言って電話は切れた。読者一人って真央だったんだ。しかも先を読まれてるし。



ラブコメじゃなくてコメディ?ベタベタ?



一人落ち込んでいると和人が仕事から帰ってきた。



「ただいま」



うっ……



「もうケータイ小説やめるぅ!リアルな恋愛だけで私は満足だもん!」


「ケータイ小説?やめたんじゃなかったの?」



抱きついた私からヒョイっと携帯を取り上げて画面をのぞく和人。



「きゃ!ダメ!返して!」



身長の高い和人は携帯を高くあげてスクロールし始めて



ピョンピョン跳ねて携帯を取り返そうとしても届かない。



あんなに真央が笑うんだから和人に読まれたらどんだけ大爆笑されるかたまったもんじゃない!