日曜日の朝。和人はノートパソコンを起動させて私はソファーに寝転んで携帯を開く。



「ツッチー寒過ぎる!アホだぁ!!」


「何それ?」


「ケータイ小説!高1の頃からはまってたけど久々にまた読み始めたんだ」

(↑※サイコーに不機嫌なお姫様。著:つきさら)



読み専門だったけどこれ程度の文章力なら私にも書けるんじゃない?

(※当たりだけどサクラに言われたくない)



「決めた!私もケータイ小説書いてみる!」


「サクラが?どんなの?」



和人は若干呆れ顔。だけど私、妄想大好きだし結構書けると思うんだよね。



「恋愛♪あ、ノンフィクションがいいかな?和人モデルにしていい?」


「ダメ」


「勝手にするもん」



和人なんかシカトしてカチカチと新作を書く画面に進むと携帯を取り上げられた。