和人と初めてのラブホ。目が覚めた時は私は和人の腕の中。



今、何時?窓もないから外の明るさも分からないよ。


ソッと腕の中から出ようとした瞬間……



――ギュッ!


「きゃっ!何?和人起きてたの?」



私の体を強く抱き締めて離さない和人。



「今起きた。サクラが起きると俺も目が覚めるんだよね」


「マジで?ごめんね。今何時かな……マンションに一度帰らなきゃ仕事だよ」



それでも和人は離してくれない。