「藍ちゃん!」


「久しぶり!元気だった?」



和人の元カノで私のカテキョだった藍ちゃんだった。藍ちゃんがバイトを辞めてから初めての再会だった。



「一人?和人は元気?」


「うん……元気……」




藍ちゃんと次に再会する時は道でバッタリ会う時だって思ってたけど


本当にバッタリだった。



笑って話せるといいなって思ってたのに……



「サクラちゃん?」



笑って話せるくらい成長したのに……



今の状態では作り笑いもできなくて


真っ暗な空の下、キラキラのネオンの街中に一人だけ浮いてる自分。



どうしょうもない孤独感を感じていた時に懐かしい人に出会って安心したのか



涙が溢れて止まらなかった。