「サクラさんと和人さんのために精一杯お手伝いさせて頂きます。どんどん要望言って下さいね!」


「はい!」



わぁ。超いい人だぁ。仕事だから?友達なんだから和人のこと和人さんって別に呼ばなくていいのに。



「じゃあ、早速日取りですが……」


「あ、ちょっとお手洗い行ってきていい?」


「はい。突き当たりを右です」



二人を残してお手洗いに行く私。トイレには薔薇が飾ってあってあぶらとり紙とハンドクリームまで置かれていて細部まで気配りがされていて好感がもてた。



「やっぱりこの式場がいいや♪」