何時……?もう日付変わったかな…… 携帯を手に持った瞬間、ふわりと額に温かなぬくもりを感じる。 「え……」 う…そ…… 「熱はないね」 「……和人?」 夢……じゃないよね?寝呆けてないよね?いるはずのない和人が床に膝をついてベッドで寝ている私の髪を優しくといた。 「なんで?」 起き上がろうとした体はすぐにベッドの上に押し戻された。 「力抜いて楽にしてて」 言われたとおりにおとなしく横になる私。だけど目は和人に釘付け。 和人は私の頬に優しく触れると腕時計を見て顔を近付けてきた。