次の日。 君は、朝礼で皆に挨拶していた。 「本日付でこちらの部署に配属になりました、新谷幸です。宜しくお願いします。」 そう言い君は、笑顔で皆に頭を下げた。 周囲、歓迎ムード一色になった。 「柚木くん!新谷さんの指導係、宜しくな。」 部長から指導係を任された。 僕は「…は、はい!」とびっくりしながら、返事をした。 僕が指導係? 頑張ろ。 まだ、僕の知らない君に出会えるともしらずに…。