この想いを君に…

何を…

言い出すかと思えば。



あたしはポカン、と光さんを見つめた。

光さんは真っすぐ前を向いて運転に集中している。



しばらく、あたし達は無言だった。



あたしは窓の外を見つめる。

街のイルミネーションが冷たい空気にさらされて。

更に美しさを増していた。



あたしはぼんやりと眺めている。