年が明けて2月。



祥太郎と梓ちゃんの結婚式があった。



「ママ、頭が上手く出来ない!」

高校に入った時に短かった髪の毛は。

今は肩につくくらいまで伸びた。

少しは女の子らしくなったかな?

「はいはい」

ママは笑ってアイロンであたしの髪の毛を巻いてくれる。

「きっと光くん、むっちゃんを見てドキドキするわよ!」

「そんな事、ないよー」

あたしは照れながら。

ママが髪の毛を触ってくれる感触が気持ち良くて。

ほわーっとした雰囲気に包まれた。