「へえ、知樹、そんな事を言うんだ」

昨日の知樹の態度が何かカンに障るというかなんというか。

翌日、学校のお昼休みに悠斗とお弁当を食べながら少し愚痴を吐いた。

「知樹は甘えたいんじゃないの?」

「えー、そんな柄じゃないのに?」

悠斗は苦笑いしながら

「まだ、中学1年になったばかりだし。
それに日本に帰ってきた憧れの祥ちゃんと色々出来たから舞い上がっているんだよ」

悠斗にそう言われると納得してしまう。

…やっぱり、悠斗に弱いな。