この想いを君に…

「ちょっと!お邪魔!!」

玄関を開ける音がしたと思ったら、祥太郎の母、彩子ママが凄い剣幕でやって来た。

「やっと帰ってきたか!
こんのぉ…
バカ孫!!」

彩子ママはあたしとママを引き離すとあたしの頬をおもいっきり両手で叩いた。

バチン!という音が部屋に響いて静まり返る。



頬っぺたは痛い。



けど。





今、バカ孫って…?