この想いを君に…

ママは…

昔から泣き虫だけど。

今日もまた、号泣していた。

「ママ、ごめん」

あたしはみんなの輪から抜け出して台所で朝食の用意をし始めている手を止めたママの元へ向かう。

「ママ…」

「むっちゃん〜…」

ママはあたしをギュッ、と力いっぱい抱きしめる。

「ごめん…」

ママは頷くだけだった。