玄関に立つけど。

中になかなか入れない。

「むっちゃん?」

悠斗が何してるの?という顔であたしを見つめた。

「…パパ」

先に中に入ったパパが振り返る。

その目は。

相変わらず冷たい。

けれど、どことなく。

暖かい。







「パパ、心配かけてごめんね」