「じゃあ、そろそろ出ようっか?」

午後4時半を過ぎた。

空が少し明るくなってきている。

「うん」

あたしは頷いて精算機のボタンを押した。

そしてお金を入れる。



あとは駅に向かって。

始発に乗るだけ。