おっと! そんなこと考えてる場合じゃない。 「用も何も、あんたらの鞄があるから座れないんだけど。」 余裕を取り戻したあたしは、美男子くんの言い方を真似してサラリと言ってみた。 ふふっ、あたしの勝ち!! ↑(何の勝負だよ;;) 「「「「あ…。」」」」 案の定気づいてくれた。 その時、チラッと俊を見た。 俊と目が合って、とりあえずアイコンタクト。