“バンッ!!” 「お兄ちゃん!」 あたしはノックもせずにお兄ちゃんの部屋に入った。 「うわっ!笑羅か。 びっくりしたー。 てかどーした? 急いでんじゃねーの?」 「うん、急いでる! だから、今日来てく服を選んでほしいんだけど… ダメかなあ?」 あたしは遠慮がちに言ってみた。 「服? 俺、そーゆぅの分かんねーからなあ。 でもまあ、いいよ?」 「ほんとに!? ありがとー」 さすがあたしのお兄ちゃんだよ~。 あたしはこんなお兄ちゃんが大好きだ。