「そっか…」



「なによぅ~。笑うなら笑いなさいよっ!!」



あたしは膝に乗せられ抱きしめられた状態のまま、小さく呟いた創をキッと睨みあげた。



「別におかしくないって!!…っていうか、菜々美がプレゼントとか…マジ嬉しいし。」



「は?」



そしてあたしは、ニンマリする創を見つめながら首を傾げた。



なんで…



あたしコスプレしてんのに…



引くどころか嬉しいしって…



まさか…



あたしはゴクっと喉を鳴らすと意を決して創に訊ねかけた。



「ねぇ…創?」



「ん?」




「やっぱ創って…セーラー服…好き…なの?」



「……」



黙っちゃった。



ってコトは…



「やっべぇ…」



やっぱり。



瞬間、



胸の奥からなんとも言えない気持ちが溢れてきて…



あたしはチラっと創を見上げると一変、



俯きながら大きなため息をついた。