ジリリリリ!


「えっ?」


健は目を開けると自分の部屋の布団の中にいた。


辺りを見渡しても伸也はいない。窓から日差しが差し込む。どうやら朝のようだ。


健は急いで階段を降りてポストから新聞を取り出し、日付を見た。


2009年、12月、29日


やっぱり……予感はしていた。やはり、時間は戻ってしまった……。


「あんた今日は早いなぁー?なんかあるんか?あっ!もしかして彼女?」


不意に台所から智子がヒョイと顔を出して言った。


このセリフを聞くのももう三回目になる。いつも通り、とりあえず適当に返事をしてテレビを見た。


やはり29日と全く同じニュースだ。健は素早くご飯を食べると、階段を駆け上がり部屋に戻った。


「はぁー」