「…でね、って、ちょっと聞いてる?」
『SurfShop・波乗り屋』の2階のリビングのテーブルを挟んで真向かいの勇次に話し掛ける千尋。
当の勇次は手の中に持ったバーボンのロックグラスを所在無さげに玩(もてあそ)んでいる。
「ねー!勇次ってば!」
「ん?ああ、悪い…何だって?」
「もー!何よ、ぼーっとしちゃって。街から帰って来てからおかしいよ?」
千尋は今日唯一のお客だったヘタクソ君こと『丘野秀平』について話しをしていたところであった。
「丘野って、あの病院の息子か?」
「へー、病院の息子なんだあいつ。道理で金廻りいいわけだ」
「で?丘野君がどうしたって?」
「だからそれを今話したんじゃない!しっかりしてよ、もー!」
結局、秀平はギアボードを選びきれずに、千尋は優柔不断な彼にキレてしまった。
「明日また来るって言ってたから。アドバイスしてあげてって言ったの」
「ん、わかった。それだけか?」
「それだけか?って、もーいいよ!知らない!」
千尋は座っていた椅子から音を立てて立ち上がるとリビングを出て行こうとする。
「『海の家』に行って来る!一人でぼーっとしてたいんでしょ!」
「ああ…悪いな…」
『SurfShop・波乗り屋』の2階のリビングのテーブルを挟んで真向かいの勇次に話し掛ける千尋。
当の勇次は手の中に持ったバーボンのロックグラスを所在無さげに玩(もてあそ)んでいる。
「ねー!勇次ってば!」
「ん?ああ、悪い…何だって?」
「もー!何よ、ぼーっとしちゃって。街から帰って来てからおかしいよ?」
千尋は今日唯一のお客だったヘタクソ君こと『丘野秀平』について話しをしていたところであった。
「丘野って、あの病院の息子か?」
「へー、病院の息子なんだあいつ。道理で金廻りいいわけだ」
「で?丘野君がどうしたって?」
「だからそれを今話したんじゃない!しっかりしてよ、もー!」
結局、秀平はギアボードを選びきれずに、千尋は優柔不断な彼にキレてしまった。
「明日また来るって言ってたから。アドバイスしてあげてって言ったの」
「ん、わかった。それだけか?」
「それだけか?って、もーいいよ!知らない!」
千尋は座っていた椅子から音を立てて立ち上がるとリビングを出て行こうとする。
「『海の家』に行って来る!一人でぼーっとしてたいんでしょ!」
「ああ…悪いな…」

