――――6月――――
曇りガラスの小窓に揺れる
凛とした紫陽花の花・・・
ムラサキ、アオ、ピンクがイロドる香る
涼しい梅雨のシャワー・・・
滴る雫が散りばめられて
ダイヤモンドパールのような
雫がキラキラ路地ではじける
爽やかな早朝の出来事。
やわらかな雨風に踊る紫陽花
やさしい匂いに包まれて
ウキウキ 道路をステップして
パシャン――・・・!!
水溜まりに飛び込んだ
ピチョン・・!跳ね返る雫と
戯れてみた
子どもの頃の無邪気さをズット
今まで忘れていた・・・
あの頃みたいに・・・
差してた傘を投げ捨てて
片手にアイスクリーム 振り回して
水溜まりにジャンプして
泥んこ塗れで帰ってゆく・・・
あの頃に戻った気がした。
素直にハシャぎ回れる自分

稲妻なんて怖くない
雷なんて怖くない そんな
無邪気にハシャいでた
あの頃を思い出した。

夕立が去り 雨雲の割れ目から
射し込んだ 太陽が
濡れた地面を照らし出す
キラキラ光るダイヤモンドパールの道
やがて夕方になりかけの
pm4:30の空に映し出された

爽やかな風が吹いた
日曜日の夕方前の出来事。