桜の花びらたち

拓海のところに到着した皐月は、大きく息を吸い呼吸を整える。
そして、幼い我が子の小さな手を握ると、再び校舎へと歩き始めた。
「声までそっくりだ・・・・。」
皐月は思わずつぶやいていた。

凍りついていた
皐月の刻(とき)


満開の桜のもと


今、再び
動き出そうとしていた・・・・・。