悲鳴はあたしの口から洩れたものだけど、うめき声はレンのもので……。
振り下ろされた消火器とあたしの間にレンが身体を滑り込ませていた。
「うそ……っ」
ホントに振り下ろした、……あたしへ消火器を。
「てっ……めぇっ、リッカ殺す気かぁ!!」
レンはあたしの腰に抱きついたまま、顔を上げずに怒鳴る。
後頭部と肘の痛みはレンに押されて床にぶつけてしまったもので、あの思いきり振り下ろされた消火器の衝撃はレンの身体を通してあたしも感じたけど、あたしの痛みとは比にもならないだろう。
振り下ろされた消火器とあたしの間にレンが身体を滑り込ませていた。
「うそ……っ」
ホントに振り下ろした、……あたしへ消火器を。
「てっ……めぇっ、リッカ殺す気かぁ!!」
レンはあたしの腰に抱きついたまま、顔を上げずに怒鳴る。
後頭部と肘の痛みはレンに押されて床にぶつけてしまったもので、あの思いきり振り下ろされた消火器の衝撃はレンの身体を通してあたしも感じたけど、あたしの痛みとは比にもならないだろう。