彼が起きる。

仕事に行く準備をしている。

その物音に気付きながらも、私は起きられない。

彼は一人、鼻歌を歌いながら準備をする。

準備が終わったら、私を起こしてくれる。



「起きて、朝だよ。」

「ん~…」

「行ってくるからね?」

「う~…」

「愛してる。行って来ます。」



彼が私の唇にそっと優しい口付けをする。

私もそれに応えて、やっとの思いで口を開くんだ。



「行ってらっしゃい…愛してる。」



彼はそれを見ると、満足気に「行ってきます。」と言って部屋を出て行くんだ。

彼のいなくなった部屋に寂しさを覚えて、PCの電源を入れる。

メールの確認をして、彼にメールを打つ。



"おはよう。
今日も一日安全運転で気をつけて!
愛してるよ。"


彼からの返信はお昼くらい。

休み時間に打ってるんだ。

PCの前を後にして、ゴミをまとめる。

やっとの思いでゴミを出し、ちょっと休憩。

体力ないんだ。